約5年半の大天守保存修理を終え、
月明かりの夜に、白鷺のように白く輝く
世界遺産 “姫路城”
伝統と共に歩んできた歴史、輝ける未来を
プロジェクションマッピングとともに巡る
姫路光絵巻『HAKUA』-新たなる羽ばたき-
白亜の輝ける翼を広げ 今再び・・・
風を呼びこの地に芽出る命
荒波にもまれ たどり着いた大地は
豊かに人々の四季を彩らん
白亜の城 この「ひめのみち」がつくられた。
凍てついたように静かな
雪降る夜に 耳をすませば
産声高く泣く子 後の黒田官兵衛なり
「ひめのみち」の歴史をまばゆく染める
集い、争い、そして舞う。
いまこの姫路のあふれるほどの豊潤な自然
その地に暮らすあたたかな人々
歴史と文化薫る「ひめのみち」の
輝かしい誇り高き未来を 創造す。
漆黒の夜 月明かりに照らされこぼれるほど繊細に輝く サギソウ
今再び 産声をあげ 大きな翼を広げ飛び立たん
新たなる出発を期し 今宵のみはと
嘗てないほど盛大に華やぐ。
45年振りの本格修理
昭和39年に完了した解体復元工事から45年が過ぎ、
漆喰壁をはじめ上層部の軒やひさしに傷みや汚れが激しくなってきたため、
平成21年10月に姫路城大天守の保存修理工事を開始。
昭和の大修理時は全面解体の大規模な修理でしたが、
今回は漆喰の塗替えや破損瓦の取替えなどを行いました。
国宝であり世界文化遺産である大天守の保存修理工事は、長期にわたる大規模なものとなりました。
そして遂に2015年3月27日にグランドオープン